いつもブログを読んで下さりありがとうございます。
今日は自分の友人についてちょっと書いてみたいと思います。
私には透析歴46年目をむかえた友人がいます。
その友人との出会いは4年前、私が透析導入のために東京女子医大病院に入院した時でした。
その頃の自分といえば、透析を避けるために、たんぱく質の制限、塩分制限など食事制限に徹底して取り組んでいました。
しかし努力も虚しく、2012年の8月に透析する事が決まり、女子医大病院に入院しました。
正直ものすごく落ち込んでました(;_;)
実は、私の祖父もかつて透析をしていたんですが、その時代(今から35年前)には、10年透析ができればいいと言われていた時代だったそうです。
また、私自身も小さい頃から腎臓が悪かったので、幼少の頃から透析のことは両親から何となく聞かされて育っていました。
そんな環境で育っていたこともあって、いざ自分の透析導入が決まってからは、あと何年自分は生きられるんだろう。と、そんなことばかり毎日考えちゃっていました。
もしかしたら、透析されている方なら一度はそういう事を考えた経験をお持ちではないでしょうか?
そんな自分が人生で一番落ち込んでいるときに、透析歴46年の友人との出会いがありました。
その友人とは病室がたまたま一緒だったんですが、夜になると、いつも決まって病室を出ていき、同じ時間に同じ場所で電話をしていました。
病室が同じだったこともあって、何となく気になり始めてたある日、私も電話をする用事があり、その方の隣に座った事がきっかけで話をするようになりました。
友人は、当時透析導入の事で落ち込んでいた私にたくさんの経験談を話してくれました。食事の事、水分制限の事、そして、たくさんの透析仲間が亡くなってしまった事など。
ちなみに、透析歴46年の友人が徹底して守っていることが、
徐水の際に心臓に負担をかけないようにドライウエイトから+2キロ以上は体重を増やさない、徹底した日々の水分コントロールをしていることでした。
当時、透析についてほとんど知識がなかった自分にとっては、経験談すべてがためになり勉強になりました。ただ、何よりも透析歴が45年を越えているのに元気で生活されている、その姿に勇気と希望をもらえたのを今でもはっきりおぼえてます。
しっかりと水分と食事の制限を守っていけば、まだまだ自分も30年、40年生きていけるんだ!と、前向きに気持ちを変える事ができました。
もし、その友人との出会いがなければ、今でも落ち込み、前向きになれていなかったかもしれません。出会いをきっかけに気持ちががらっと変わり、心から頑張ろうと思えるようになりましたp(^^)q
出会わせてもらった事に感謝です。お互いに頻繁には会うことはできませんが、今でもその友人とは交流があり、これからも良い友人関係でいたいと思っています。
今年の初めにその友人から年賀状を頂いたんですが、去年から車椅子での生活になってしまったそうです。4年以上会ってなくてちょっと心配なんで今年は絶対に時間をつくって久しぶりに会いに行きたいと思っています!(^^)