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野菜の摂取は大切です
カリウム制限をしなければいけない方の中には、野菜は食べれないと思っている方が多いようですが、元気に活動するために野菜はなくてはならないものです!健康の為には1日に350g以上の野菜を食べる事が大切と言われています。
どうしてカリウム制限が必要なのか
カリウム自体が腎臓に悪いと誤解している方もいるかもしれませんが、カリウムが腎臓に悪いわけではなく、カリウムは身体に必要なミネラルのひとつです。
ただし、多すぎても少なすぎても身体にはよくないので、身体の中では常にカリウム量が調整されています。この調整は主に腎臓でおこなわれているのですが、腎臓が悪くなるとカリウムが排泄されづらくなり、体内にカリウムが蓄積して悪さをするおそれがあるのです。
カリウムには筋肉の働きを調整する働きがありますが、血液中のカリウムの濃度が高くなりすぎると、手足のしびれ、口がしびれて喋りにくくなる、身体に力が入らない。などの症状がでてきて、これは高カリウム血症といわれます。ひどくなると筋肉の塊である心臓の働きに影響し、不整脈が起きたり、ときには心臓発作を起こし生命を脅かす心配もあります。ですので、腎臓の働きが低下している方は体内に入る食物のカリウム量を調整しなければならないのです。
野菜の効能
カリウムはいろいろな食品に含まれています。カリウムが含まれていない食品は白砂糖と油ぐらいで、とくに野菜、果物、芋、豆類、キノコなどに多く含まれています。では、野菜を食べなければよいかというと、決してそうではありません。カリウム制限している方でも、毎日、野菜を食べることはとても大切です。
野菜を食べることで脳卒中や心臓病、がんにかかる確率を低下させるという研究結果があります。野菜に含まれるビタミンやミネラル・食物繊維にはさまざまな効用があり、生命活動を維持するために多くの大切な働きをしているからです。
身体の生命維持をサポート
野菜のビタミンは炭水化物が体内でエネルギーにかわる手助けをします。
糖尿病・高脂血症・肥満の予防
野菜は低脂肪、満腹感を与えてくれ、便秘解消にも効果があります。
骨粗しょう症を予防
色の濃い野菜には、カルシウムが多く含まれています。
高血圧の予防
野菜に含まれるミネラルは、身体の機能を調整するのに必要です。とくにカリウムは、余分なナトリウム(食塩)を体外に排泄する手助けをし、高血圧の予防になりますが、慢性腎臓病の方はこの働きが低下しています。
野菜のカリウムの減らし方
カリウムには水に溶ける性質があるため、調理の仕方で減らすことができます。
茹でこぼす、水にさらす
茹でこぼすことで調理前のカリウムの1/3~2/3に減らすことができます。なお茹で汁にはカリウムが含まれていますので捨てるようにしましょう。電子レンジで茹でた場合は、必ず冷水でさらすようにしましょう。生で食べるときは水によくさらしてカリウムを減らしましょう。
切り口に工夫を
野菜を切った断面が大きいほど、カリウムの流出量が増えますので、切り口を大きくして、たっぷりの熱湯で茹でるのがコツです。芋や根菜は小さく切る、葉物は細かく切る、キュウリなど生で食べる野菜は薄く切るのがポイントです。
最近では、スーパーなどで「低カリウム野菜」が簡単に手に入りますのでそうした野菜を利用するのもいいと思います。もっと詳しく食材のことを知りたい、これから食事療法を考えている方には以下の書籍を参考にして下さい。
https://happy-tousekilife.com/jinzo-byo-shokuhin-kokan-hyo
コメント
はじめまして、さびねこです。
先日は携帯料金についての大変有効な情報をありがとうございました。
おかげさまで携帯の基本料934円が5月から無料になります。助かります。
さびねこ様
大手の携帯会社さんの月々の携帯料金は決して安いわけではないですから、ちょっとでも月々の費用が抑えれると本当に助かりますよね。
メッセージありがとうございました。